BRSSの利用
RSSとは、「ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称」です。
要は、論文雑誌のウェブページをRSS登録してしまうのです。その際、注意すべきは雑誌ごとの登録になってしまうため、必ずしも欲しい論文
だけが手に入るわけではないという点です。一方で、最新の研究や影響力の大きい雑誌の研究は知っておきたいという人にうってつけの方法と
言えます。また、ニッチな分野の研究をやっている方には、その分野の研究だけを集めた雑誌というものがあるはずなので、そういった雑誌を
登録することをお勧めします。
やり方は、まず次のRSSリーダーに登録してください(Livedoor Reader)。お好みのリーダーがある場合は、そちらで構いませんが、
私はLivedoor Readerの使い勝手が一番いいと考えています。さて、登録が終わりましたら自分の読みたい雑誌名を検索し、
C研究室のホームページの利用
それぞれの研究内容に応じて、必ずその分野の第一人者の方がいらっしゃるかと思います。欧米では、研究室全体で同じテーマを研究している
ことも珍しくないので、研究室単位で研究を追っていくという方法もあります。自分の分野の第一人者のホームページと業績一覧があればしめた
ものです。時々、有料論文でダウンロードできないものを無料配布していたり、実験プログラムを公開していたりするので、とりあえず検索して
損はありません。
Dtwitterの利用
twitterの中には、最新の論文の概要をツイートしている方もいらっしゃいます。時には、自分の引用している研究者自身がツイートしていることも。
学会などの公式アカウントも最近ではツイートで情報を流すことも少なくないので、とりあえずアカウントを作っておくというのも悪くないでしょう。
E著書の利用
研究者や分野によっては、学会発表しかしていない、あるいは全く世に出していないデータを自著で初公開する事があります。特に、いわゆる文系分野
ではその傾向が強いようです。心理学でも質的心理学など「文系っぽい」ことをやっている研究者は、論文ではなく自著で論考を広げることもあります
ので、参考にしたい研究者を発見したら、ぜひその著者の執筆した書籍を閲覧しましょう。
Fレビュー論文の利用
レビュー論文では、様々な論文を一度に知ることが出来るだけでなく、著者の新たな実験データの解釈などもあるため、ガンガン利用しましょう。た
だし、孫引きにはならないように。国際誌では各心理学分野ごとにレビュー論文がありますし、国内では『心理学評論』が最も有名です。