心理学のおすすめ書籍の紹介
学部生向けにお勧めの心理学概論書など
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おすすめ書籍(心理学概論)

主に、心理学分野を概観できるような書籍を紹介します。


心理学概論

上から順に難易度が高くなっていきます。
いずれも良書ばかりですが、難易度の高い『新・心理学の基礎知識』などから読み始めると挫折してしまうかもしれません(挫折せずとも、調べながら読まなければいけないのは間違いないでしょう)。 一方で、難易度の高い本は知識の整理に向いていますので、レベルに合わせて選択してみましょう。

Level1: 初学者向け



日常の事例を用いた理論説明が豊富なので、心理学をこれから勉強する方にお勧めです。心理学の考え方と統計的考え方の関連性などは、基本的なところから紹介してくれるので、とりあえず「心理学って何やってるの?何が分かるの?」というところから始める人にお勧めです。その分、知識としては最新とは言い難いので、もっと勉強したいという方は他の書籍で補うことをお勧めします。

Level2: 心理学概論を既に受講した人向け



大学院受験生の必読書などと言われるため難しい印象を受けるかもしれませんが、少なくとも「心理学としての」内容が難しいわけではありません。実証例や心理学の理論的背景、心理学的考え方に重点を置いた本はあまり多くないので、英語に自信がある方ならば、むしろ積極的に読むことをお勧めします。英語も平易なので、英語の復習にもお勧めです。


ただ理論や解説を紹介するだけでなく、豊富な実例と、理論の背後にある実証例を紹介してくれるので、心理学概論を受講した程度の知識の方に最適な本です。概論書としては少し値段が張りますが、その分ページ数も多いので情報量が多く、最近出版したばかりなので情報が新しいです。古い概論書を数冊購入するよりは、これを一冊購入した方が良いでしょう。

Level3: 大学院を目指す人向け



心理学検定の受験者向けキーワード集ですが、大学院受験者にもお勧めです。どちらかというと、タイトル通りキーワード集的な色合いが強いので、心理学の概要を把握する、あるいは心理学を勉強するには不向きですが、 キーワード間の流れを確認する、概念の整理をするといった勉強には、情報量も多く、全体的に知識も新しいので非常に有用です。


『心理学辞典』と対応しているためか、心理学の概論書としてはかなりレベルが高いです。ですがその分情報量も多く、知識の整理に役立ちます。既に心理学の概論書を読んだ上で、 さらに、心理学全般の記述問題が求められるような大学院を受験するような方には、ぜひ購入をお勧めします。