類同性の原理とネットワークの同質性・異質性類同性の原理(Principle of Homophily)
―強い紐帯の基本的特性
―アメリカ人が自分にとって大事な話をする相手は、人種、宗教、性、年齢、教育程度などの社会的属性で
類似した傾向を持つ(Masden, 1988)
―類同性は態度についてもあてはまる(McPherson et al., 2001)
―強い紐帯が高い類同性を持つ複数の原因
1. 類似しているため互いに引きつけ合って紐帯を結び合う
2. 紐帯を形成する人同士が相互作用することで互いに類似してくる
3. 類似している紐帯のみが脱落せずに長期間維持される
ネットワークの異質性
―ネットワークは外に向かう開放的な側面も持つ
―オピニオンリーダーが新しいイノベーションを採用する時
―ただし条件があり、オピニオンリーダーはイノベーション採用の一点に限って他の人々と異質である必要
引用文献:社会心理学 (New Liberal Arts Selection)ネットワークの受動的な同調と能動的利用
―クリーク内では、緊密なネットワークであるほど同調圧力や服従への要求が働きやすい
―ただし、ネットワークに同調を迫られても、最終的な決断は個人が判断し、下している
→ネットワークは「しばる」ものではなく、判断をサポートし、情報を提供するもの
引用文献:社会心理学 (New Liberal Arts Selection)